家族葬は一般葬より費用を抑えやすいとされていますが、それでも総額は50万〜120万円が相場です。突然の出費で負担が大きくなる場合も多く、「少しでも安くしたい」と考える方は少なくありません。実は、見積もりの確認方法や葬儀社への伝え方次第で、家族葬の費用を数万円〜十数万円ほど抑えられるケースがあります。
この記事では、家族葬の費用を抑えるための「具体的な交渉術」を分かりやすく解説します。無理な値切りではなく、正しい知識を使った“スマートな交渉”を身につけることで、適正価格で納得のいく葬儀を実現できます。
交渉術の前に知っておきたいポイント
交渉をスムーズに行うには、まず以下の基本を理解しておくことが重要です。
- 複数の葬儀社から見積もりを取ることが前提
- 安くなるのは「オプション」と「変動費」が中心
- 強引な値下げ要求は逆効果になる
これらを押さえたうえで交渉に臨めば、無理のない範囲で費用を抑えることができます。
家族葬の費用を抑えるための具体的な交渉術
①「他社見積もり」を使って比較交渉する
最も効果が高い方法が、複数の葬儀社に見積もりを取り、差額がある部分を理由に交渉することです。
例:
- 「こちらの葬儀社では生花祭壇が○万円安かったのですが…」
- 「安置料が他社と比べて高いので調整できませんか?」
具体的な金額を提示すると、葬儀社も対応しやすくなります。
② オプションを一度すべて外してもらう
見積もりには不要なオプションが含まれていることが少なくありません。そのため、
「まずは、最低限必要なプランだけの見積もりにしてください」
と依頼しましょう。湯灌・エンバーミング・生花の追加などは不要であれば外すだけで数万円の削減が可能です。
③「セットプラン」の内容を細かく確認する
葬儀社の多くはセットプランを提供していますが、そこに含まれる内容は葬儀社ごとに大きく違います。
交渉のポイント:
- 安置料の日数を増やせるか
- ドライアイスの追加料金を減らせるか
- 搬送回数の追加料金が含まれているか
セット内容の調整を依頼することで、追加費用を避けることができます。
④ 参列人数を明確にして「変動費」を下げてもらう
料理や返礼品は人数次第で金額が大きく変わります。余裕を見て人数を多めに設定されていることもあるため、
- 「実際の人数は○名程度なので、単価計算を見直してください」
と伝えることで、不要な変動費を減らすことができます。
⑤ 自社式場を使うことで割引を受けられるか確認する
葬儀社が所有する式場を利用すると、外部式場より費用を抑えられることがあります。
- 「自社式場だといくら安くなりますか?」
と聞くだけでも割引につながるケースがあります。
⑥「予算」を最初に伝えることで調整を引き出す
交渉の際には、あらかじめ予算を伝えることも効果的です。
例:
- 「予算は70万円以内で収めたいのですが、どこを調整できますか?」
葬儀社は予算に合わせたプランを提案することが多く、無駄な項目が自然と削られます。
⑦ 不要なサービスを断る際の伝え方を工夫する
「不要です」と言い切るよりも、次のように柔らかく伝えることでスムーズに削減できます。
- 「最低限の形で大丈夫です」
- 「シンプルな家族葬にしたいので、必要最小限に調整してください」
葬儀社も無理に提案を押し付けづらくなります。
交渉するときに避けたいNG行動
- 相場以下の極端な値下げ要求
- 担当者を否定するような発言
- 他社の悪口を言う交渉方法
葬儀は人のサポートが不可欠なサービスであり、担当者との信頼関係はとても重要です。協力的かつ冷静に交渉しましょう。
まとめ
家族葬の費用は、正しい知識と交渉術を使うことで大幅に抑えられる可能性があります。特に、見積もりの内訳確認、オプションの見直し、複数社との比較は効果的です。
「予算の範囲で納得のいく家族葬をしたい」——その思いを叶えるためにも、今回紹介した交渉術を活用し、賢くコストを調整しながら、家族の想いに寄り添った葬儀を実現してください。
