家族やごく近しい親族のみで静かに見送る家族葬は、規模が小さいからこそ準備から当日の進行、式後の対応までスムーズに進めるための段取りが重要です。一般葬に比べて自由度が高い反面、喪主や遺族が行うべき手続き・確認事項は想像以上に多く、流れを理解していないと負担を感じてしまうこともあります。本記事では、家族葬の開始から終了までの具体的な流れと、滞りなく進めるためのポイントを詳しく紹介します。
1. 事前準備:家族葬の方向性を決める
家族葬をスムーズに行うためには、まず方針を明確にすることが重要です。参列者の範囲、宗教形式、予算、式場の場所などを家族で話し合い、全員の意向を確認したうえで計画を進めます。
- 参列者は何名程度か
- 宗教形式(仏式・神式・キリスト教式・無宗教など)
- 式を行う場所(自宅・葬儀会館・寺院など)
- 予算の上限と優先ポイント
これらを事前に固めておくことで、葬儀社との打ち合わせもスムーズに進みます。
2. 葬儀社への連絡と搬送手配
ご逝去後は、まず葬儀社へ連絡を行い、故人の搬送先を決めます。自宅安置か、安置施設を利用するかを選び、搬送のタイミングを調整します。家族葬では比較的ゆったりと準備ができますが、それでも早期に動くことが大切です。
3. 打ち合わせ:家族葬全体の流れを確定させる
葬儀社との打ち合わせでは、式の進行、祭壇のタイプ、返礼品、料理の内容などを細かく決定します。特に家族葬では故人の個性を反映した式にすることも多いため、希望があれば遠慮なく伝えましょう。
- 日程の確定
- 通夜・告別式の有無の判断
- 宗教者の手配
- 参列者への連絡方法
- 必要な書類の確認
4. 通夜〜葬儀・告別式
当日は、規模が小さいとはいえ一般葬と同様の流れで進みます。通夜がない一日葬の場合もありますが、基本的なポイントは共通です。
- 受付を設けない場合も多いが、香典辞退の有無は事前に共有
- 読経や司会進行は葬儀社がサポート
- 家族中心のため、時間の融通が利きやすい
全体の流れを葬儀社に任せつつ、家族は故人と向き合う時間を大切にできます。
5. 火葬と収骨
告別式終了後、火葬場へ向かいます。火葬中の待機時間は1〜2時間程度で、その間は控室で家族だけの時間を過ごします。火葬が終われば収骨を行い、葬儀の一連の儀式は一区切りとなります。
6. 式後の対応:精算・挨拶・手続き
葬儀終了後は、葬儀費用の精算や、関係者への挨拶、行政手続きなどが残っています。特に家族葬では参列者が限定されるため、後日弔問に訪れる方への対応も考えておく必要があります。
- 葬儀費用の精算
- 宗教者へのお礼
- 後日の弔問対応
- 相続や保険などの各種手続き
まとめ
家族葬は小規模ながら、開始から終了までの流れには多くの確認事項や手続きが含まれます。しかし、事前に全体の段取りを把握しておくことで、当日の負担を大きく減らすことができます。葬儀社としっかり連携しつつ、家族が故人と穏やかに向き合える時間を確保することが、スムーズな家族葬を行う最大のポイントです。故人らしさを大切にしながら、心静かに見送りましょう。
