家族葬が無事に終わった後も、遺族には多くの手続きやアフターフォローが残っています。小規模な葬儀であっても、役所への届け出、相続に関する準備、供養に関する調整、参列者への挨拶など、やるべきことは一般葬と変わりません。これらを計画的に進めることで負担が軽減され、故人を落ち着いて偲ぶ時間をつくることができます。
本記事では、家族葬後に必要となる一連の手続きと、スムーズに進めるためのポイントを一覧でまとめて解説します。
1. 火葬後すぐに行う手続き
家族葬の当日から翌日頃にかけて、最初に行うべき手続きがあります。
- 埋葬許可証の受領:火葬後に火葬場から発行され、納骨に必要となる書類です。
- 遺骨の安置場所を決める:自宅安置、納骨堂、一時預かりなど家族の意向に合わせて決めます。
- 参列者へのお礼:電話やメッセージで「無事に家族葬が済んだ」旨を伝えると丁寧です。
2. 1週間以内に行う手続き
家族葬後の最初の1週間は、役所や関係機関への届け出が必要な期間です。
- 健康保険・年金の手続き:国民健康保険や厚生年金の資格喪失手続きを行う。
- 介護保険の資格喪失届:要支援・要介護認定を受けていた場合は返却手続きも必要です。
- 公共料金やサービスの解約・名義変更:電気・水道・ガス・携帯電話などの手続きを進める。
これらは期日があるものも多いため、早めに着手しておくと後の負担が減ります。
3. 2週間~1ヶ月以内にやるべきこと
家族葬が落ち着いた頃に行うべき手続きも数多くあります。
- 相続の準備:財産目録の作成、遺言書の確認、相続人の確定などの準備を始めます。
- 銀行手続き:口座凍結の確認、残高証明書の取得など。
- 保険金の請求:生命保険の受取手続きは早めに行うことで生活の安定につながります。
相続の手続きは時間がかかるため、早い段階で専門家へ相談する家庭も増えています。
4. 四十九日までに行う供養
家族葬であっても、四十九日法要などの供養は一般的に行われます。特に納骨をこのタイミングで行うケースが多いため、準備を整えておくことが大切です。
- 四十九日法要の準備:寺院の予約、会食の手配、親族への案内など。
- 納骨先を決める:墓地、納骨堂、永代供養など選択肢を検討。
- 位牌や仏壇の準備:希望する宗教形式に合わせて用意する。
家族葬の場合、参列者が少ないため小規模な法要を選ぶ家庭も多く見られます。
5. 遺品整理と住まいの整理
家族葬後の遺品整理は、心の整理にもつながる大切な時間です。ただし無理に急ぐ必要はなく、家族の気持ちに寄り添いながら計画的に進めるのがおすすめです。
- 写真・書類・思い出の品の分別
- 必要なものと不要なものの整理
- 業者へ依頼する場合は複数社を比較
一気に片付けようとすると精神的負担が大きいため、段階的に進めるのがポイントです。
6. 家族葬後のアフターフォロー
葬儀社では家族葬後のサポートサービスを用意しているところも多く、相談できる窓口を活用することで負担が大幅に軽減されます。
- 法要・納骨に関する相談
- 相続・税金に関する専門家の紹介
- 遺品整理サービスの案内
- グリーフケア(心のケア)支援
まとめ
家族葬が終わった後も、遺族には多くの手続きや準備が残っています。役所の届け出、相続準備、法要の計画、遺品整理など、順を追って進めることで負担を最小限に抑えることができます。
焦らず一つひとつ整理しながら進めることで、故人を丁寧に思い出し、前を向いて歩み出すための時間を確保できるでしょう。家族全員が協力し、必要であれば専門家のサポートを受けながら、安心してアフターフォローを進めていきましょう。
